”GIVE & TAKE”

”GIVE & TAKE”という言葉は昔からよく先輩に言われていた事を思い出します。

「商売の基本は”GIVE & TAKEの精神だ!!」なんて常々教えていただいていたので自分自身でもずっと強く意識はしていたように思います。

仕事にしても恋愛にしても見返りを求めずに与えるという事に対して多少の違和感がある時もあったのですが、それを貫き通せた関係というのは今でも良好ですし、今の自分の礎にもなる心強い支えにもなっていると思います。

この本はそれら”GIVE & TAKEの精神を様々な研究結果も元にわかりやすくアプローチがかけられていたので、本書を理解して実践していけば今まで以上に強く意識できると思います。気になる方はぜひ一読をおススメします。

 

”GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代” 著:アダム・グランド

20140123110304

http://goo.gl/AIVSqZ

 

「与える人」が成功者となる

 

●成功とは勤勉で、才能があり、かつ幸運な人々ともう一つ重要な要素が人とどのように「ギブ・アンド・テイク」するかに大きく左右されるということだ。

 

●「テイカー(受け取る人)」とは与えるよりも多くを受け取ろうとする。「ギブ・アンド・テイク」の関係を自分の有利になるようにもっていく。世の中の競争社会の中で人より常に上にいかなければならないと思っている。

一方「ギバー(与える人)」は、「ギブ・アンド・テイク」の関係を相手の利益になるように持っていき、受け取る以上に与えようとする。見返りを求めず相手を助けようとする。

親密な関係ではたいていの人がギバーとして振る舞うが、仕事関係では「ギブ・アンド・テイク」の関係は複雑なものとなり、第三のタイプである与える事と受け取る事のバランスをとろうとする「マッチャー」になる。この「マッチャー」とは公平という観点に基づき、人を助ける時に相手の出方に合わせて見返りを求める事で自己防衛するのである。

 

●前述の3タイプから成功からほど遠い位置にいるのは「ギバー」である。なぜならエンジニアリングの世界では他の人の仕事を手伝っているせいで自分の仕事を終えられなかったり、販売にしても客にとって何がベストなのかを常に気にかけているせいで強引な売り込みが出来ないから成績は良くないのだ。

しかし、「ギバー」は成功の一番下の段と一番上の段も占めていて「馬鹿なお人好し」だけではなく「最高の勝利者」にもなれるのだ。

 

「ギバー」の4つの才能

 

①「ゆるいつながり」という人脈作り

 

「ギバー」長続きするネットワークの構築が出来、「弱い紐帯の強さ」というスタンフォード大学の社会学者マーク・グラノヴェッターによる研究成果である親友や同僚など周囲の心から信頼する人たち「強いつながり」とちょっとした知り合いである「弱いつながり」では、仕事に優位な情報の伝達は「弱いつながり」から得ているということが明らかになった。これから「強いつながり」は絆を生み出すが、「弱いつながり」は橋渡しとして役立つ。

 

「弱いつながり」は必ずしも気軽に連絡できるわけではなく、信頼感も薄いために心理的バリアがある。が、「ギバー」には抜け穴があった。

 

経営学の研究で、管理職200名以上に「3年間休眠状態にあるつながり」を復活させ仕事のアドバイスを求めるように指示、さらに現在進行形の親しい人たちにもアドバイスをもらいそれぞれについて評価した。

 

結果前者のアドバイスの方がはるかに価値があったことが判明。それは3年間の休眠状態の間にそれぞれが新しいアイデアやものの味方にさらされていたためにより多くの新しい情報をもたらすからである。

 

「ギバー」には損得抜きで知識を共有したり。スキルを教えたりした実績があるのでもう一度連絡を取った時に二つ返事で助けてもらえるのだ。

 

②利益の「パイ」を大きく増やす働き方

 

「テイカー」が自分が他人より優れていて別格の存在だと考える傾向があるのに対して、「ギバー」は頼り合う事が強さの源であり、多くのスキルをより大きな利益の為に活用する手段だと考える。自分個人の利益よりも、グループにとって最善の利益になる仕事を引き受ける。自分だけでなくグループ全員が得をするようにパイ(総額)を大きくする。こうした行動が周囲に伝わり、結果として同僚の尊敬を集めるのである。

 

③可能性を掘り出し、精鋭達を育てる

 

「ギバー」は他人の才能を見抜き、それを育てるのに対して、「テイカー」は他の人の意図を常に疑ってかかるので、自分に害を与えないか警戒している。他人の能力に気付いても「テイカー」はむしろその人物を脅威とみなし、支援しようとも可能性をのばしてよろうとも思わない。

 

それに比べて「マッチャー」は「ギブ・アンド・テイク」の可能性を尊重しているので、他人が高い潜在能力を示せばそれにふさわしい対応をする。

 

ただ「マッチャー」の欠点は自ら危険を冒したくないので、見込みがあるまで助けを差し控え、優れた人材を育てるチャンスを逃してしまう。

かたや「ギバー」は他人の意図を疑わず、楽観的に解釈するので全ての人の中に可能性を見いだそうとする。人を「大きな可能性を秘めた人」として見る時点で「ギバー」はリーダーやマネージャーやメンタ-の役割を果たしている。

 

④「強いリーダーシップ」より「影響力」

 

研究によれば人に影響をあたえる為の2つの基本的なアプローチは優位と信望である。「テイカー」は優位を獲得することに魅力を感じる。それらを確率するために「強気なコミュニケーション」をする。声を張り上げ確信をもって自分をアピールし、実績を強調する。しかし、疑い深くなっている人に対して優位に立とうとすればするほど相手は抵抗するものだ。

前述の「強気なコミュニケーション」に対して「ギバー」は「ゆるいコミュニケーション法」で強引な話し方はせず、不明な点があれば明らかにして人のアドバイスを喜んで受け入れる。弱点を隠さず、弱さをさらけ出し、拒絶や障害や躊躇を上手く利用して会話を進めていく。

 

「テイカー」が弱みをさらけ出さないのに対して、「ギバー」は弱みを出す。人に力を振るう事にではなく、人を助ける事に関心があるからだ。弱さを見せる事で「ギバー」は信望を集めているのである。

 

多くの人が「ギバー」としての価値観を持っているにも関わらず、仕事ではそれを表に出したがらない。しかし、人と人が密接に結びついた世界でチームワーク、ソーシャルメディアといったことがますます重要になっていくのに従って、「ギバー」が人間関係や個人の評判を築き、成功を拡大させるチャンスが広がっている。

 

私達がほんの少しでもギバーになったら、大きな成功や豊かな人生が手に入るだろうか?

ーそれはやってみるだけの価値はあるー

 

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