パレートの法則

24時間って時間は人間誰しもに共通で与えられた平等な資産であります。だから、どうして人によっては「時間が足りない」っといいいながら忙しく動きまわるのに成果が一向に出ない人と、時間にも余裕があり人脈や金脈に関しても人より何十、何百倍もの成果を出す人がいるんだろうと考えた事があります。

これは世の中は『80対20の法則』で動いているというイタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した法則である程度の答えがでます。

仕事や経済でよく使われていて有名なものでいうと

”全所得の8割は、人口の2割の富裕層が持つ”

“仕事の成果の80%は、費やした時間の20%から生まれる”

等ですね。

必ずしも正確な数字で表せるものではありませんが、なんとなく納得してしまうのは自分だけでないはず。仕事効率を考える時に役立つ黄金比率として使えそうです。

この本はそれらの法則を最新の研究結果に基づいて提唱したものです。この法則性は人生のあらゆる場面においてレバレッジの効いた思考法の素になりますのでぜひ一読することをおススメします。

「並外れたマネジャーになる80対20の法則」著:リチャード・コッチ

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http://goo.gl/XFoOf5

■「80対20マネジャー」になろう

管理職やマネージャーは膨大な仕事量に謀殺されている人がいる一方で、自信やゆとりがあり幸せで充実しているマネージャーもいる。端的に言えば前者と後者の違いは「80対20の法則」を知り、活用しているかどうかだ。

①「探偵マネージャー」になる

探偵のように常に疑問を持ち、それを探っていくことで、良いと思っていた事が悪かったり、隠れていたつながりが明らかになったりする。ビジネスの世界では「平均」以外のその裏にある、数少ない優良なものを見極めるのが大切である。

それには「少数の商品や顧客は圧倒的な利益をもたらしてくれるのか」という問いに常にイエスと答えをだしてそれらを見極めるだけだ。会社の将来に決定的に重要な主要顧客が存在し、その問いでそれらを見極めターゲットをしぼる。そうすれば比較的小さな努力で利益が増えることに気付くだろう。

②「メンタリング(教える)・マネージャーになる」

ビジネスで大切な人を理解する力を養わないとうまくいかない。人より抜きん出て高いパフォーマンスを維持するには経験もアイデアも豊富で、背中を押し励ましてくれる存在であるコーチやメンターが必要になる。過去50年で技術は大きく進歩したが、ビジネスはあくまで人なのだ。そして一番難しい問題が人なのだ。

部下は自分の事を気にかけて、方向性を示し、力づけてほしいと思っている。ほんの数分の時間を使うだけで1週間、ずっとやる気を保つ事が出来る。メンタリングは「80対20の法則」の最たるものである。5分でもいいから適当なタイミングでその場にふさわしい共感や関心を示す事で大きな効果を生む。

③「自由にやらせるマネージャー」になる

部下にも会社にもWin-Winになるようにするのが「自由にやらせるマネージャー」である。チームのメンバーに刺激を与え、創造力を生かし最高の結果を生み出す為に、お互いに誠実でオープンさがないといけない。

アメリカの企業家”リサ・マニュエル”はこう語る「人を率いる上で知っておくべき事は全て幼稚園で学びました。根底にあるのは友情、正直、素直、信頼」です。信頼が生まれる関係を作らない限り、誰も全力で仕事をしようとはしません。」

部下の「尖った部分、長所」を見つけチームや会社のプラスになるようにそれを磨き、伸ばしていくよう励ます。20%の創造力で80%の結果を残す為に、誠実で親しみやすく、開かれた環境作りが大切である。

④「時間に余裕を持つマネージャー」になる

「80対20の法則」に従って時間を活用するには、まず自分の仕事で最も価値のある分野を見極め、その分野に特化し他は一切無視できるだけの自由と自信が必要になる。

大事な課題に時間をじっくり取り、心を平静に保ち慎重に事をあたるには過去を断ち切り大多数の同僚の行動とは一線をかす覚悟が必要だ。

⑤「単純化するマネージャー」になる

自分が複雑さを好んでいると言う事を認める。そしてそれらを好む事を認めれば単純化することは可能だし、複雑さに惹かれる性質を直せる。物事の複雑化にはコストが伴う。そして、たいていそれらは巧妙にかくれている。

⑥「怠け者マネージャー」になる

経営コンサルティング会社「ボストン・コンサルティング・グループ:BCG」を立ち上げた”ブルース・D・ヘンダーソン”は会社の態勢が整うと、自分の得意分野である執筆業に情熱を注いだ。

ブルースは自分がやりたくない仕事には、極力時間をかけなかった。自分がやりたい事だけに絞る事で、自分が最も得意な事に全ての時間を費やせる。会社の資源をもっと有効に活用するための青写真を起草した。彼のように怠け者でも、またそれも並外れたマネージャーの資質でもある。

プロシアの貴族、”マーシャル・エリッヒ・フォン・マンシュタイン将軍”は部下の将校を4つのタイプに分類した。

●怠慢で無能な将校:害がないので放っておく
●勤勉で有能な将校:細部まで適切に考慮するので優秀な参謀になる
●勤勉で無能な将校:どうでもいい仕事を作りだして迷惑なので、即刻クビにする。
●怠慢で有能な将校:最高責任者ふさわしい。この原則はマネージャーにも当てはまる。

超人的なマネージャーが怠慢なのは間違いないが、一種独特な怠慢であり独創性と結びついている。聡明だから自信を持って怠慢になれるし、自由な時間がありより少ない労力で多くの成果をあげる。これこそが「80対20の法則」の本質そのものである。

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